ウルトラファインバブルとは

ウルトラファインバブルとは

テレビや雑誌、インターネットで「ウルトラファインバブル」という言葉を目や耳にしたことがある方は多いかと思います。
ウルトラファインバブル水とは、まさにこのウルトラファインバブルを含んだ水のこと。その中でも特に数年前、ウルトラファインバブル水を出すことができるシャワーヘッドが話題になったことがありました。

実は身近なウルトラファインバブル

ウルトラファインバブルというと、前述のシャワーヘッドのように美容系のイメージを持たれることも多いですが、実は高速道路サービスエリアのトイレ洗浄や、農業における大麦の発芽促進、医療器具の洗浄などにも活用されています。
それくらい実用的でメリットのあるウルトラファインバブルについて見ていきましょう。

泡(バブル)のサイズと名称

ウルトラファインバブルはとても肉眼で見ることができないぐらいの小さな泡ですが、その泡はどれも同じ泡ではありません。実は、泡のサイズによって呼び方が変わります。

  • ミリバブル/サブミリバブル…直径100μm以上の泡
  • マイクロバブル…直径1μm以上100μm未満の泡
  • ウルトラファインバブル…直径数10nm〜1μmの泡

ウルトラファインバブルは、その小ささゆえに、肉眼では確認ができません。

ウルトラファインバブルは、通常のマイクロバブルに比べて水中での浮上速度がとても遅く、長期間にわたって水中に滞留し続けます。さらに、滞留し続けている間に、水に特殊な性質の変化を起こすとされています。
その性質によって様々な分野で活用が見込めるという点から、ウルトラファインバブルを人工的に生み出す最先端の技術が注目を集めています。

ウルトラファインバブルの特徴

特徴1:肉眼で確認できないほどの大きさ

ウルトラファインバブルの気泡は、一般的なバブル水の気泡よりもはるかに小さく、肉眼でも見ることはできません。 その理由は、ウルトラファインバブルの気泡のサイズが可視光線の波長よりも小さいため、光が散乱しないためです。

肉眼で確認ができないという理由から、これまではウルトラファインバブルの存在が明らかになっていませんでした。
しかし、ここ数年で様々なウルトラファインバブルの測定方法が確立されたことによって、ウルトラファインバブルを用いた効果検証が少しづつ進んでいます。

特徴2:最大数ヶ月間、水中に留まり続ける

ミリバブルなどに比べてウルトラファインバブルは体積が小さく浮力がほとんどありません。さらに気泡同士が結合しないこともあって長期間水中に留まり続けます。

ウルトラファインバブルの効果

ウルトラファインバブル水は通常の水道水に比べて洗浄効果や美容効果が高いとされています。
その効果を検証するために様々な実験もなされており、今後は従来使用していた化学薬品や化学物質の使用量を減せたり、使わなくても良くなったりする可能性もあるため、地球環境の面からも期待されています。

ウルトラファインバブル水を使用するだけで…

  • 浴槽、排水溝、トイレ、洗面台、洗濯機などのお手入れが簡単に!
    ウルトラファインバブル水が上記の場所を通ることにより、汚れを浮かしやすくするため、通常の水道水を利用している時よりもお掃除を含むお手入れがとても簡単になります。
  • 皮膚や髪の毛に対しても高い洗浄効果を発揮します!
    洗髪時に利用することで、お肌の毛穴や髪の毛のキューティクルなどに微細な泡が入り込むことで、洗浄効果の高いシャンプーを使わずとも、細かな汚れまでも落とすことが可能です。美容室では、頭皮環境の改善にもつながると言われるヘッドスパメニューの際にも利用されています。また、クレンジングを使ってもなかなか落ちにくいアイメイクをされている方も、ウルトラファインバブルを利用することでクレンジングの時間が短縮したというお声もいただいています。
  • 入浴または洗顔の際の肌や髪の毛の水分量がアップ!
    通常の水やお湯に比べて微細な泡が奥まで浸透するため、入浴後、洗顔後の水分量が持続しやすいと言われており、しっとりした感覚が実感できます。
  • 入浴後の肌表面温度がアップ!
    入浴後は、入浴時に温まった身体がだんだんと通常の温度に戻っていきます。
    ウルトラファインバブル水を使用した入浴のあとは、通常の水で入浴した場合と比較して肌表面温度がアップすると言われています。